補足

MPI:message passing interface。分散メモリコンピュータにおける標準の通信ライブラリ。 標準パソコンをLANで接続したPCクラスタにおいても用いられる。

Javascript:ブラウザ上で主に用いられるスクリプト言語。 動的なブラウザの処理が記述できる。 プログラミング言語Javaとは異なる。

GTK+:当初はLINUXで利用されてたXウィンドウプログラミング用のツールキット。 現在は、Windowsを始めとした他のOSにも移植されている。 同様の目的をもったライブラリとしてQtがある。

VLIW:Very Long Instruction Word。 命令語の長さが128ビットを超えるくらい長い命令を持つ計算機。 通常は複数の演算器を有し、同時に動ささせて、高速実行を行う。 古くはMultiflow社に始まるが、昨今は、IntelのIA-64、Transmeta社のCrusoe、 TIのC62XXなどがある。コンパイラの性能が成功の鍵となる。

GUI:Graphic User Interface。

Pthread:POSIX準拠のマルチスレッドライブラリ。 主に共有メモリマルチプロセッサでの並列処理プログラミングに用いる。

HDL:ハードウエア記述言語(Hardware Description Language)。 主なものとして、Verilog HDLとVHDLがある。 これで記述したハードウエアを論理合成コンパイラで論理回路に変換する。

CUDA:NVIDIAが提供する GPGPU (General-Purpose computing on GPU)の環境で、 C言語をベースにしたプログラミングでGPUを用いた高速計算が実現できる。

OpenCL:GPUやCell B.E. 及び汎用CPUなどで、 オフロード形式の高速計算を行う場合に用いる共通API。 C言語をベースにしたプログラミングで(Nvidia以外をも含む)GPUを用いた高速計算が実現できる。

OpenACC:CUDAやOpenCLでGPUを用いた高速計算プログラムを記述するとプログラムが 繁雑になる傾向がある。そこで、簡易な記述で実現するようにプラグマベースで GPUプログラムを実現するためのAPIである。

Cell B.E. :Sony、IBM、東芝が共同で開発したマイクロプロセッサで、 PlayStation 3で利用され、 また、世界最高速コンピュータのRoadrunner(2008年6月時点)に 搭載されている。Power6をベースにしたプロセッサ(PPE)と、 異なるアーキテクチャのプロセッサ(SPE)が複数搭載された ヘテロジニアス(異種混在)マルチコアアーキテクチャを持つ。